The Migratory Bird

自分が渡り鳥だと勘違いしている人間の書き溜め

25歳で大学受験をすることについて

現在25歳。今年、2021年の8月に26歳になるわけですが、来年2022年に、大学再受験をします。私のことを知ってる人は「えっ?前もやってなかった?」という感じだと思いますが、やるものはやるのです。今回は、慶應文学部の通信教育課程(在籍中)から通学課程への編入試験と、藝大楽理科の入学試験、この二つを受けるつもりです。(大学のチョイスが金持ちの娯楽としての学問をやりにいくという感じで我ながらちょっと嫌ですが、これはもう仕方ないです。) 受験科目は、慶應が英語、フランス語、面接。藝大が共通テストの英語、国語、世界史、個別が英語、国語、小論文、実技(副科ピアノ、楽典とソルフェージュ各種)です。実質やることは、英語、国語、世界史、フランス語、ピアノ、楽典、ソルフェージュという感じです。4月まではピアノ、実技、ちょっと英語と小論文、通信の単位を取ることに専念して、単位を取り終えたら晴れて全科目に取り組み始めるつもりです。

 

正直、前述の通り、再受験に挑戦するのってこれが初めてじゃありません。大学再入学を志して勉強を始めたのはこれで3回目です。パニック症状が出たことによりイギリスに戻れなくなって帰国に至った2017年と春〜夏と、わざわざ上京をして東大を目指して勉強していた2018年の冬〜秋かな。毎回、自分の心と体の脆弱性を思い知らされて怖気付いて諦めてしまいました。2017年は、体が異常にだるくて不安が強くて何もできなくて、予備校も怖くて通えなくなったので、仕方なくフリーターしながら治療に専念することにしました。2018年は、ただでさえ勉強が上手くできなくて苦しかったのに乳腺炎になって痛くて怖い日々を過ごして、完全に自分の心と体に対して自信を失ってしまい、通学課程は諦めて通信課程で学ぶことから始めてみることにしたのでした。そんな過去があるから、やはりまた挑戦するのはとても怖いです。通信のテキスト学習をしたりレポートに取り組む/取り組もうとするたびに、ピアノを弾き始めるたびに、「また何もかもが怖くなって何もできなくなったらどうしよう」と思います。私はすぐに「怖い」と言いますが、これは完璧主義思考とイチゼロ思考と強い不安のせいなのです。私は、何かに取り組んでいる時「あ、思う通りの結果が出せないかもしれない」「計画通りにいかないかもしれない」と自信が失せてくると、不安に駆られてくると、「どうせそうなるのならもう一切何もしたくない、できない」という思考に至ってしまいます。無論、こんな自分が嫌です。全くもって楽をしたいわけじゃないんです。レポートを書きたいし提出したい、勉強だってたくさんしたいです。もちろん惰性でやらない時もありますが、こういう思考に至る時は心からやりたいと思っている時であって、だからこそ苦しくて、先週末なんてそのせいで恋人を困らせてイライラさせて彼の心ない一言にド傷ついて大声をあげて泣いたほどでした。(その後和解しました。) この思考は本当にやめたいです。でもこれでもマシにはなってきました。柔軟性が出てきました。計画人間から脱し始めています。だけど先週末の様子からしてまだまだ脳のクセは完全には矯正されていないようなので、不安はあります。だけど、この再受験チャレンジは私と親の年齢を考えても本当に最後のものになるので、うじうじ不安がってはいられせん。あの恐怖感覚は私1人の力ではどうにもできないので、精神科で相談して緩和に向けて努力するしかないです。

 

精神科といえば、最近の心身の状態はかなり良いです。いつからか、心とか体が不調で寝込んで何もできない日というものがなくなりました。バイトをして、帰って少し勉強したりピアノを弾いたりして、休みの日は用事をこなして勉強して、と至って健康に、楽しく日々を過ごせていると思います。今回受験しようと志すに至った理由の一つがこの快調です。今までは本当に自信がありませんでした。自分の精神面にも、体の強さにも。だけど今回は違います。なんだか、すごく毎日健やかで、そりゃたまに泣いたりわがままを言って恋人を困らせたりはしてしまうけど、概ね上手くやれています。この調子でいけば受験まで辿り着けるのでは?入学後も、「普通に」通学できちゃうのでは?そんな期待を心に持っています。

 

もう、「普通」じゃない人生(大学2回中退、再受験)のこととかは割とどうでもよくなってきました。この喜ばしい変化は、明らかに友人たちのおかげです。というのも、7月に失恋した時、あまりにショックでとても1人ではいられなくて、あらゆる友人、旧友に声をかけて会ってもらったのです。その時、みんながみんな私の過去や目標を受け入れて応援してくれて、私は本当に嬉しくて、1人じゃないんだなと思えて、かなり気持ちが楽になりました。2年近く付き合った恋人とのお別れは強烈な出来事で、この食欲の鬼である私が食欲不振で4kg痩せたし、もうこんなの一生体験したくないと思わされました。だけど、幸か不幸か、おかげで友人とまた繋がることができて、彼女たちの大切さにも気づくことができました。目まぐるしく移り変わっていた感情も落ち着いて、元恋人を恋しく思うことも、憎むこともなくなりました。たくさん支えてくれたこと、思いやりをたくさん与えてくれたこと、楽しい時間を過ごしてくれたこと、今はそれらに対して感謝しているだけです。そして今は今の恋人がいて、まだ手探りの段階で難しいこともあるけど、毎日大好きであることに間違いはなくて、大変だけど幸せではあります。

 

恋愛。今年は受験対策と恋愛の両立を頑張らないといけません。私は境界性人格障害の気があります。感情がバカデカくてジェットコースターのようだし、攻撃性もたまに出るし、自傷癖もあります。元恋人と付き合っていた頃は自己理解が不足していたので今より酷くて、「今すぐ家に来てくれないと自殺する/自傷する」と脅したり、実際に何度も首を吊ろうとしたし、パニックに陥ったり、自分のスマホや彼のものを投げ捨てたり、いろいろしていました...。今は自己理解が進んだので自制を頑張っていますが、不安は尽きません。その不安というのは、自分に対してもそうだし、恋人に対してもそうです。自分が自分でもコントロールできないくらいに豹変するのは怖いです。そしてその結果捨てられてしまうことがとても怖いです。私は毎日、綺麗な比喩表現を使えば四季を経験しているし、でも正直それよりか、天国と地獄を経験しています。ダンテもびっくりの行き来を行っています。彼から可愛いメッセージが来たら胸があったかくなってニコニコするし、ちょっと不安になるメッセージがきたら奈落の底に落とされたような感覚に駆られます。胸がきゅっと痛くなって、この恋が終わる妄想、捨てられる妄想に取り憑かれて涙が出そうになります。私をやるのは本当に疲れます。それでも人を好きでいること、私の方がずっと強い気持ちを持っているとわかっていても愛情を注ぐことがやめられなくて、この性分、本当に何とかしてほしいです。こんな感じなので、時間と頭を恋愛に割いてしまいます。毎朝毎晩好きな人のことを考えているし、よくないけど、昼間もメッセージを送ってしまいます。だけど!今年は本物の「正念場」ですから、あんまり恋愛にかまけている場合ではありません!週1回は会えないことも我慢しなくてはいけません。ぶっちゃけこれが一番つらいかもしれないです。勉強自体は、私はやればできるとわかっているし、ピアノも先生を信じて真面目に練習すれば何とかなるかもって気持ちはあります(ソルフェージュはかなり不安ですが...)。だけど好きな人に会う頻度を落とすのは、本当につらい。毎日会いたい人に2,3週間会わないなんて、つらすぎます。だけど同棲するわけにもいかないし、うーん...。頑張って乗りこなしていこうと思います...。つらいけど...。自己実現が恋愛に先行するし、なんとか、なんとか、上手く付き合っていこうと思います...。

 

こんな感じです。ブログはあんまり書きませんが、節目の時には書いておきたいと思っていて、ピアノのレッスンも始まって本格的に受験対策が始まったのでそろそろ書いてもいいかなと思ってまとめました。今年入ってから、毎日忙しいです。やることが常にたくさんあります。だけど、忙しいっていいものですね。ニート歴が割とあるのですがニートの才能が私にはないので、忙しい方が向いてると思います。もっと寝たいとは思うけど、楽しいので頑張れます。こんな風に忙しく毎日やっていって、なんとか受験の日まで行き着きたい。そしてどちらか、もしくはどちらにも合格して晴れて大学生になりたいです。思う存分勉強したいです。新しい世界が見たいです。うおー、頑張ります。図らずしも変わった人生になってしまったけど、特に恥じらいもないし、というか恥じたり悩んだりはシナプスの無駄だし、気にせず、自信持って、とにかくやると決めたことをやっていきます。こんな私ですが、応援してもらえると、もしくはただ認知してもらえていると、光栄です。今年もよろしくお願いします。