The Migratory Bird

自分が渡り鳥だと勘違いしている人間の書き溜め

神様がいない

神様がいない今、思考の先端で待ち受けているのも、選択肢から一つを選ぶ決定権を持つのも、自分自身なのだ。

深い思索の行く末に、眠り方を忘れた長い夜のベッドランプの光の中に、神様はいない。

読みづらい哲学書の行間にも、自己啓発サイトに貼られた写真の外国人の笑顔の中にも、よく見ると自分しかいない。

私たちは私たちを盲信することを強制されている。それが出来なければいけないのだ。出来なければ。

私に神様はいない。いるのは私だけなのだ。