The Migratory Bird

自分が渡り鳥だと勘違いしている人間の書き溜め

完璧主義者の予備校通い

私は四谷学院の国公立文系コースに籍を置いてます。

 

四谷の授業は科目ごとにレベル別のものを受けられるので助かってます。例えば数学は一番下のクラスだし、英語現代文は一番上のクラスだし、それ以外は普通クラスという感じで。55段階システムというのも気に入ってます。各科目に55段階用のテキストがあり、内容が細分化されていて各小テーマに級が割り振られており、最低級から学習を始めます。指定された授業(55英55数とかいう名前のコマ)の時間に55段階会場へ行って、勉強した級の内容の小テストを受けて、先生に提出して、採点してもらって、合格したら台帳にハンコがもらえます。完全に自分のペースでできるから精神的負担が軽いし、小テスト楽しいし、先生たちに質問しやすくて良いし、ハンコがもらえるのが嬉しいです。

 

河合と違い"チューター"ではなく"担任"という人がいるんですが、私の担当者さんはテキパキしていて信頼できる人です。最初に私が通えなくなった時、初回面談のためになんとか出向いたんですが、「なんて言われるのかな...いやだな怖いな...」と思っていた面談に臨んだところ、予想外にも「今日来れてよかったじゃん!えらいよ!」と褒めてくれて、とてもホッとしました。協力的だけど、内情に干渉をしたり精神論を説いたりしてくる感じではないし、だからと言って業務的すぎる冷たい態度でもないし、ちょうどいいスタンスでいてくれるので、とても感謝してます。その後も何日か休んで久々に顔を出したりすると受付で「おっ!来れたね!」と言ってくれるし、「は、はい、来れました・・・」とバツの悪そうな気持ち悪い笑顔で返答しながら(いい人・・・)と思っています。

 

以前一瞬通っていた福岡の河合より校舎の規模が小さく施設が狭いからか、校舎内にいてもあんまり人が怖いなと思うことがありません。福岡の河合は割と規模が大きくて、エントランス付近になんかチャラついた男の子たちとかが群れていたりしたし、校舎内のどこにいても誰か人間がいて、やたら人の視線が気になってストレスが強すぎて不登校になったんですが、今の校舎ではそういうことがなくて楽です。生徒が全体的に少ないし、群れてる人たちも少ない感じがします。みんなかなり年下だしなんと思われようがどうでもいいと思えてるってのもあります。それに何より、"コンタクトではなく眼鏡にする"という素晴らしい情報遮断手段を身につけて以来授業外では裸眼のため、人の視線が怖いということは減りました。

 

通学には乗り換え1回挟んでトータル50分くらいかかるので、まあちょっと遠くて面倒だけど、そんなにストレスではないです。裸眼だから人の顔も看板の文字も見えないし、ノイズキャンセリングイヤホンをしてるので音で疲れることも減らせてます。人と対面で話した後とごちゃごちゃした街で過ごした後は同じようなドッとくる疲れがあるし、多分情報が多くて頭がパンクしてるんだと思うので、一応こういう対策をしてます。もしかして一助になれば、とやってみてるけど、実際かなりストレス軽減されてる感じがしてます。

 

こんな感じで、環境はとても整ってます。今住んでる街のこともすごく好きで、遠出すると「ああ、あの街に帰りたい」と思うほどです。お部屋も、広くて明るくて、とっても住み心地がいいです。帰ったら大好きラブな愛鳥と、優しくて頼れる兄がいて、安心できます。

 

応援してくれる人、期待してくれる人、相談に乗ってくれる人、見守ってくれてる人、そんな優しい人たちとも繋がっているし、私は幸せ者だなと思います。

 

本当にあとは、私自身が頑張るだけなんだなって思います。

言い訳をするつもりはないけど、まだ、相変わらず、気持ちも体調も不安定です。大学入試をクリアして大学生活を完遂してみせるぞというコアにある意志は揺らがないけど、ああやっぱり私は学校が向いてないかも、と思ったり、他の悲しいことや不安なことで頭がいっぱいになったりして、勉強が手につかなくなる時がたくさんあります。自分に厳しくしたい気持ちと、厳しくしすぎてもっと憂鬱になっては逆効果だという考えが葛藤を起こしたりします。バランスが難しくて混乱するなあと思いながらも、予備校に入学してから約3ヶ月、何だかんだ自分に甘く...ではなく優しく、やってきたと思います。正直かなり通えてないです。合計3週間分くらいしか授業受けられてないんじゃないかな。学費のことを考えるとやっぱり申し訳ないです。自分で"行く!頑張る!大学に通うための訓練としても、カリキュラムに乗っかってやっていく!"と決めたので、休んでしまうたびに気が重くなります。だけど、「辞めないこと」を第一に考えて、通えなくなるたびに精神科医臨床心理士さんや信頼できる友人に相談して、自己カウンセリングノートと向き合って、なんとか復帰してきました。これは成長だなと思います。私は極度に完璧主義なので、遅刻すること、月曜に休んだのに火曜から行くこと、一度授業を休んだ授業に途中から出席すること、などが本当に重い負担です。もう自分ではコントロールできないほどつらくて、許せません。その極端な思考が、今まで大学中退に繋がってきたんだと、乗り越えようとしている過程でわかってきました。その壁を、この3ヶ月、何度も打ち破ってきたんです。一度行けなくなってもまた授業に出たし、遅刻して3限目から授業に出たりもしました。当たり前のことだけど、私にとってはめちゃくちゃつらかったです。復帰のために精神科に行って、寝る前に抗不安薬を飲んで、気持ちをノートに書いて頭を整理して、早めにベッドに行きました。眠る数時間前にはライトを暗めにして、ハーブティーを飲みました。ただ毎日学校に通うためだけに、私はなんでこんな努力をしているんだと馬鹿らしくなるし、福岡でフリーターならできたわけだしもう帰ろうか、諦めようか、と思うこともあります。これからもあると思います。でも、とりあえずなんとかまだ辞めずに済んでいます。これからも、辞めずにいたいと思っています。

 

6月時点でまだ予備校の学習リズムが身についてないというのは、浪人生としてはクズだと思います。でも私は、自分のペースで、優しく厳しく、やっていこうと思います。不安障害だから仕方ない〜とやたら言い訳をして現実逃避をするのは、私が一番苦しい思いをするので嫌です。でもやっぱり18や19の元気な浪人生たちに比べたら状態が不安定なことは明らかだし、彼ら基準で物事を考えず、自分との戦いに集中しようと思います。

 

環境はバッチリです。やる気も十分あります。だから、あとは私が日々の不安や憂鬱に負けず、毎日努力を積み重ねるだけです。心が揺らいでも焦らず、深呼吸して、リラックスして、現状把握、それから解決策を練って、実行します。混乱に陥って自分の手に負えない時には、人を頼ります。リラックスも人に頼ることも昔はできなくて、抱え込んで沈み込んで足掻くことしかできなかったけど、今ならできます。なぜなら私は成長しているから!状況は、本当に少しずつだけど、よくなっています。この調子でいけば、未来は明るいです。いや、この調子でいけずまた人生が大崩落したとしても、私はきっとまた命にすがりついて乗り越えられるだろうし、どっちにしろ未来は明るいです。そう信じて、明日からもまた生きます。

 

 

6月で1学期は終わり。7月8月は夏期講習、9月から2学期スタートです。9月は模試も受けます。1学期思うように授業を受けられず学習進捗もダメだったので、夏で基礎をやりまくって取り返して、2学期からまた心機一転、授業に参加しようと計画しています。夏期講習は4つしか取らないけど、55段階のコマのパックを申し込んだので、何だかんだ毎日授業が入るといいなと思っています。なるべく毎日通って、通学リズムも身につけたいので。うんうん。計画はいい感じです。ズタボロだった1学期に関して後悔と自責まみれではないし、でも反省もしてるし、これからに生かそうと思えていて、とても前向きです。よーし、頑張ります。見守っててください。ありがとうございました。

 

おわり